【資料紹介】馬の絵



上:正保4年の「馬の図」 下:文化2年の「牛馬図解」

絵巻物「牛馬図解」

 遠山文書に「牛馬図解」という牛と馬を描いた絵巻物があります。文化2(1805)年に作られたもので、画は霞上景山(苗木藩士 画家として著名)、書は水野龍淵と記されて、馬47頭と牛14頭が様々な姿態で描かれています。
 ところが、その原画と思われる馬の図が史料館にありました。「牛馬図解」は正保4(1647)年(写しの158年前)に描かれた「馬の図」を模写したらしいことがわかりました。原画の作者は夕顔庵宗渉。確認出来ていないが、「牛の図」もあるようで「牛馬図解」の牛はそこから採られているかも知れません。原画の馬の数は61頭で模写された図解は馬(47頭)と牛の数を合わせると61頭になる。偶然の一致でしょうか。
 史料館には馬術に関する文書が多くありますが、この軸もその関連でしょうか。
 霞上景山は別の絵巻(個人蔵)が史料館に展示してあります。文政12(1829)年8月15日に並松馬場で藩主遠山友寿の厄年の払いに催された流鏑馬をリアルに描き挙げたものです。また文を書いた水野龍淵は、「恵那郡栗本霊泉記」(河内玄意文 佐々木文山書享保11=1726)を文政6(1823)年に書写しています。



掲載(最終更新 : 2019年11月 4日)

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