遠山家文書の目録作成



                                                               
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            目録作成作業の様子
                                                                                                     
第3回
 苗木遠山史料館が所蔵する文書はおよそ7,000点、そのうち藩主遠山家に残された文書は 5,500点あります。 中津川市文化振興課では平成30年秋から5年間の予定で遠山家文書5,500点の資料目録 作成作業を進めています。 作業は古文書解読の専門スタッフと支援スタッフ13名で進めています。 所蔵文書1点 について記載内容、紙質、装填、大きさ等を記録してデータベース化します。
 令和元年7月24日現在2,300
点まで進んでいます。
 今回はいつもの作業風景以外に場所を休館日の展示室に移し、展示中の資料の解析も行いました。

スタッフの声:作業のため「遠山文書」を並べて見ていると、大名遠山家の
        お家の事情の背景や理由が読み取れ、新しい歴史の見方も
        できてきます。普通の家だと多くを廃棄してしまう資料が
        、大名家だから残されているのも、有難いことです。 

 今回の目録作成作業によって明らかになりました、「御式書」と「信濃国
浅間嶽之図」の2点をご紹介します。
 
「御式書」
  第11代領主遠山友寿の婚儀の折の料理について書かれている。
  友寿は文化8年6月18日婚姻。室は寄合三千石の岡部外記嫡女綱。
  史料館には、直前の手配書・当日の段取り・合盃式の料理の3書状があ
  る。 
  このうち御祝式と題した3m余の書状は、御床飾りの記録と御合盃の次
  第が詳しく記載されている。
  料理の流れは、初献引渡・二献雑煮・三献吸物 から御色直しとなり、
  御膳部は、御本膳・二御前・三御前から天倪御前部へと続く。                                                                  
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「信濃国浅間嶽之図」
  浅間山噴火の彩色画で、手前に下諏訪・追分宿・上諏訪があり、正面に
  大きく黒い山、前掛山が描かれ、「本浅間嶽火山ハ前掛山ヨリ半里北」
  と付箋がある。この絵は部分重ねになっていて、前掛山の形をめくる
  と、噴火し、火砕流が流れる生々しい浅間嶽が現われる。天明の噴火
  (1783年)か。
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              噴火前の図

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              噴火後の図



掲載(最終更新 : 2019年7月26日)

中津川市苗木遠山史料館
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