【資料紹介】傷つけられた石仏と石碑



◆収蔵品紹介

naegi-toyama_intro_20120329_1c.jpg

くろぜ道地蔵

 仏教を排斥し、仏具等を打ち壊した「廃仏毀釈運動」を紹介するため、史料館では石仏と石碑2体(レプリカ)を原寸大で展示しています。

 ①「くろぜ道地蔵」
 八百津の黒瀬湊と苗木を結ぶ高山地内の旧黒瀬街道沿いにあり、高さ224cm。「天明六年六月建立」の刻彫があります。 天明の大飢饉の最中、地蔵尊の功徳を求めた村人たちの厚い信仰心で建立。 明治2年の廃仏毀釈運動で首のところで二つに割られましたが、後に修復され今日にいたっています。

 

naegi-toyama_intro_20120329_2c.jpg

左右相違石碑

 ②「左右相違石碑」  中津川田瀬の観音堂の敷地内にあります。近郊の旧家の建物の土台として使用されていましたが、 建替え時に発見され、半分に割られた二つの石碑を、合わせて祀られています。右が「○(廿)三夜供養塔」 、左が「南無阿弥陀仏」と読めますが、信仰対象であったものを半分に断ち割らせ、彫り刻まれた字を 読めなくさせた苗木藩政府の強権力を窺い知ることができます。(原 益)

「恵那山」2007年1月号



掲載(最終更新 : 2017年6月 2日)

中津川市苗木遠山史料館
〒508-0101 岐阜県中津川市苗木2897番地の2 メールによるお問い合わせ
電話 0573-66-8181 ファックス 0573-66-9290