【資料紹介】氏子札



◆収蔵品紹介

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左から表面、裏面
縦三寸(約9cm)×横二寸(約6cm)
×厚さ約8mmのヒノキ材です。

 苗木藩では明治3年(1870)領内の寺院・仏像・仏具及び個人の位牌を廃棄または消却する政策(廃仏毀釈)を断行しました。 苗木遠山史料館ではこの廃仏毀釈の歴史をたどるコーナーを設けていますが、その展示品の中から主な資料を紹介します。

 江戸時代、寺請制度により各村人の生年月日や続柄、婚姻等の記録は寺院が行い、一種の戸籍事務を扱っていました。 苗木藩では、廃仏毀釈が行われたため、寺院の代わりに神社がその役割を担うことになりました。
「其ノ村々ノ人民ヲ皆氏子トシ、奉仕セシメタリ。而シテ、氏子ニハ氏子札ト称スル木札ヲ渡シ、官ニ於テ時々之ヲ改メタリ。 之レ一ニハ其ノ村々人民ヲ、村社ニ付随シテ戸籍調査ノ具トモシタルナリト云ウ。」 とあるように、氏子札は今で云う「身分証」のことで、苗木藩の全ての村人は必ず何処かの神社に氏子として登録されることになりました。(原 益)
恵那山2006年7月号



掲載(最終更新 : 2017年6月 2日)

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