【資料紹介】「苗木藩の廃仏毀釈」No.2



◆収蔵品紹介

苗木藩は明治新政府の神道国教・祭政一致の政策を受けて、廃仏毀釈運動を開始し、それも例を見ない程、 藩の政策として徹底的に仏教施設等の破壊を行いました。
明治新政府の意図したものではありませんでしたが、苗木藩は強制的に領内の仏教的要素の払拭を行い、 寺院を打ち壊し、路傍の石仏や位牌までも廃棄させたのです。
この苗木藩から出た布達書(写真)は、廃仏毀釈運動が始まって、約半年を過ぎた頃に出されたもので、 領民に読み聞かせることを目的したものか、廃仏(ぶっぽうとりはらい)、敬神(かみさまをうやまう)等平易な読み方が付けられています。

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  書き下し文

未だに「心得違いの輩」がおり、「相互に吟味」すべしとあるのは、反面仏教信仰の根深さがうかがえる資料です。(原 益)

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廃仏毀釈布達書 明治4年(1871)3月 11.8cm×120.2cm

「恵那山」2006年10月号



掲載(最終更新 : 2017年6月 2日)

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