【資料紹介】苗木藩と廃仏毀釈



◆展示室紹介

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(写真上)廃仏毀釈の史料
(写真下)穴観音(レプリカ)

 苗木藩では、明治3年(1870)に領内の寺院・仏像・仏具・経典、および個人の位牌も含めて、破棄または消却する政策を断行しました。 このような仏教を排斥した苗木藩の廃仏毀釈運動は、全国的に見ても類を見ないほど徹底的に行われました。

 この廃仏毀釈の運動は、神道を重んじ、国民の思想信仰統一を図った明治維新政府の一連の政策に追従する形で、平田派国学者であり、 大参事という藩の要職にあった青山直道が中心となって実施されたものです。

 史料館では、藩から強制的に命令され、やむなく打ち壊された地蔵尊の石碑や、仏像などを一時的に隠したとされる、 10m程の巨岩の天蓋をもつ「穴観音」(市史跡)を複製(1/2)展示し、領外に持ち出された仏像や、仏具も紹介しています。 廃仏毀釈によりほとんどの藩民が神道に改宗し、寺に替わって神社が整備されました。

 その神道に関係する資料として、神代文字鏡や、神社が身元保証の印を押した氏子札、氏子改め帳等を展示しています。 また、苗木藩は遠山家の菩提寺である雲林寺をはじめとして、藩内にあった15の寺院をすべて取り壊しましたが、それらの寺の説明と変遷を、 各市町村ごとに色分けした「寮内寺社配置図」とともに、映像と音声で説明しています。
「恵那山」2002年1月号



掲載(最終更新 : 2017年6月 2日)

中津川市苗木遠山史料館
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